2月6日付で2026年版の「民事交通事故訴訟損害賠償額算定基準」いわゆる赤い本が発行されました。
赤い本は、公営財団法人日弁連交通事故相談センター東京支部から毎年発行されています。
赤い本は、上巻と下巻の2冊組になっています。
上巻は「基準編」とされており、交通事故で発生する主な損害項目と各損害項目の算定基準などが掲載されています。
下巻は「講演録編」とされており、裁判官などによる様々なテーマの講演録が掲載されています。
2026年版では、損害賠償額の算定について、1評価損、2現在の社会情勢と生活控除、3既存障害のある年少者の逸失利益をテーマにした裁判官の講演録と歯及び顎の外傷と後遺障害をテーマにした歯科口腔外科医の講演録が掲載されています。
講演録の内容は、どのように賠償請求の主張や立証を行うか検討する際に役に立つことも多いため、内容には目を通し、押さえておきたいと思っています。
また、弁護士や裁判官が、過失割合を検討する際に参考にしている別冊判例タイムズ38号「民事交通事故訴訟における過失相殺率の認定基準」について、新しい版が発行されますので、従来の内容とどのような点が変更されたのか、過失割合の主張方法も変わる可能性があるため、確認したいと思っています。。