内部研修

先日,事務所内で交通事故に関する内部研修がありました。

今回の内部研修では,専門的なテーマを深掘りするというよりは,交通事故案件を担当している弁護士が知っておかなければならない基礎的な部分を再度学び直すような内容でした。

 

改めて交通事故を扱う上で大切な基礎的な部分についての研修を受けると,初心に立ち返ることができ良かったです。

交通事故に遭われた被害者の方の代理人として活動するにあたり,一番大切なことは,「事件の解決でも高い賠償金を獲得することでもない」「依頼者の満足」であり,手段と目的を取り違えないように注意する必要があるとの話を研修で聞き,最近の自分は「依頼者の満足」がどこにあるか丁寧に考えられていただろうかとハッとさせられました。

弁護士の実現すべきことは,交通事故被害者の方に適切な賠償金を受け取っていただけるよう尽力し,交通事故被害者の方の無念さや被った損害を回復する手助けをして,交通事故被害者の方に弁護士に依頼して良かったと思っていただくことです。

「依頼者の満足」を実現するための手段ばかりに気を取られ,交通事故被害者の方の気持ちに寄り添うことを疎かにしないよう,常に初心を大切にしていきたいと思いを新たにしました。

 

専門的な内容を深掘りする研修も面白いですが,今回の研修では,基礎的な部分を学ぶ研修を定期的に受ける良さを実感しました。