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債務整理のタイミング

  • 文責:弁護士 上田佳孝
  • 最終更新日:2024年4月1日

1 債務整理はタイミングが重要

借金の返済が困難になったとき、いつ債務整理をするかのタイミングは、とても重要です。

タイミングが遅れて借金の滞納が続いてしまうことで、貸金業者から裁判を起こされたり、給料を差し押さえられたりする可能性が高くなるためです。

ここでは、弁護士から見た「そもそも債務整理をする必要があるか」「債務整理をする場合どのタイミングがよいか」の見極め方を、大きく4つお伝えします。

2 借金を返すために他から借入れしているとき

健全に返済が続けられる方は、収入の範囲内で借金を返済できています。

しかし、例えばA社のショッピング代を返済するためにB社で借入れをする、B社の借金を返すためにC社で借金をするというように回している方は、収入の範囲内で返済できていないのが通常です。

こうなると、多くの場合、借金は増える一方で、いずれどこからも借りることができなくなり、返済が滞ってしまいます。

ですから、借金を返すために、返済できる当てがないまま他から借入れをするようになったら、債務整理をするタイミングといえるでしょう。

3 元金をほとんど払わず利息ばかり払っているとき

毎月返済を続けていても、ほとんど元金が減っていない方が大勢いらっしゃいます。

この原因は、利率が高いこと、または毎月の返済額を抑えないと返済が難しくなっていることにあります。

毎月どれだけ元金を払い、どれだけ利息を払っているかは、利用明細を見れば確認できますが、利用明細がなくても大体であれば簡単な計算で分かります。

例えば、200万円の借金を年利12%で借りているとします。

1年で24万円(200万×12%)の利息を支払うので、1か月に2万円(24万÷12)の利息を支払います。

毎月の返済額が3万円なら、2万円が利息で1万円が元金です。

これでは、新たに借入れをしなくても毎月1万円しか元金が減らないので、借金を完済するのにものすごく時間がかかることが分かります。

債務整理をすると、将来の利息は原則として0となることが多く、元金だけ返済すればよくなりますので、先ほどの例の毎月3万円の返済でも、5年程度で完済できるようになります。

4 新たな借入れを断られたとき

新たな借入れを断られるということは、貸金業者が、あなたにお金を貸しても返済ができないおそれがあると判断したということです。

他の業者が断ったのに貸してくれるのは、利率が高く取立ても厳しい業者の可能性があり、ともすればヤミ金から借りることにもつながります。

そうなると、職場や家族に連絡がいく、違法な取立てを受ける等につながりかねません。

そのため、新たな借入れを断られるのは、債務整理を検討するタイミングを迎えていることを示しています。

5 約定どおりの返済が難しくなったとき

毎月業者と約束した返済額を用意できなくなれば、延滞になります。

債務整理のデメリットとして、信用情報に事故情報が登録されて(いわゆるブラックリスト)新たな借入れができない、クレジットカードが作れないということがあります。

しかし、延滞が2か月程度解消できなければ、債務整理をしなくても延滞で情報が登録されますので、債務整理をするデメリットがなくなった状態といえます。

6 1つでも該当する方はご相談ください

上記2から5のいずれか1つでも該当する場合は、いずれは債務整理せざるをえなくなる可能性が高いです。

タイミングが遅れて給料差押え等にならないよう、実際に債務整理の手続きをすると決めていなくても結構ですので、お早めに弁護士までご相談ください。

債務整理には複数の種類がありますので、ご相談いただければ、どの方法が最も適しているのかを判断しご説明させていただきます。

債務整理の種類についてはこちらをご覧ください。

当法人では債務整理に関するご相談は原則無料でお受けしておりますので、まずはお気軽にご連絡いただければと思います。

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