頸椎捻挫に伴う症状

頚部を負傷した場合、頸部の痛み以外にも、①頭痛、②めまい、③耳鳴り、④目の不調といった症状が生じることがあります。

頚部を負傷した場合に上記症状がなぜ生じるのかということについて、一つの原因として頸部の負傷に伴い自律神経が障害されて症状が生じているというものがあります。

ただ、自律神経が障害されているか否かは、客観的に検査で確認することが難しく、目の不調についても視力に影響がない場合は見落とされがちです。

頸部を負傷後に目の不調を感じられた場合は、念のため、眼科で調節機能検査を受けておくのも良いかもしれません。

また、めまいや耳鳴りについては、耳鼻科で検査を受けておいていただいてマイナスはありません。

 

頸部負傷に伴う、頸部の痛み以外の症状も経時的に改善していくことが多いですが、最終的に症状として残ってしまう場合もあります。

症状が残存した場合は、医療機関で後遺障害診断書を作成してもらい、自賠責保険へ後遺障害等級認定の手続きを行うことが多いです。

ただ、自賠責保険で頸部捻挫と目の不調の症状との因果関係について、認定を得ることは難しく、最終的に目の症状のみ残存した場合に、後遺障害に対する賠償を得ようと思うと裁判が前提になることも多いです。

ただ、裁判でも頸椎捻挫と目の不調との因果関係が認められないことも多く、悩ましいケースとなります。

 

交通事故では、様々な症状が被害者の方に生じますが、中には現在の医学では説明が難しく、症状に見合った賠償を受けることが難しいケースもあります。

弁護士として、何らか力になれればと思いますが、儘ならないこともあります。