保険会社が治療費の支払いを拒否する場合

名古屋で交通事故案件を取り扱っている弁護士の青山です。

交通事故い遭い、怪我をしたのに、加害者側の保険会社が治療費の支払い(一括対応)を拒否することがあります。

その場合、理由として考えられるものには、次のようなものがあります。

①被害者側にもある程度過失がある場合

被害者にも過失がある場合は,保険会社は治療費の支払い(一括対応)を拒否してくることがあります。

ただし、被害者側の過失が1割や2割程度であれば普通は保険会社は一括対応します。

3割であればケースバイケース、4割を超えると一括対応を拒否されることが多いです。

あくまでイメージにはなりますが。

②過失割合で揉めている場合

そもそも過失割合で結論が出おらず、双方の過失に関する主張に食い違いがり、揉めている場合は、一括対応を拒否されることが多いです。

③軽微な事故の場合

意外と多いのですが、過失割合が0:100であっても、車両にほとんど傷がない場合、車両の修理費が少ない場合、クリープ現象での衝突の場合(停止中にブレーキから足を話してしまったために前進した車に衝突された場合)、駐車場内の事故の場合、バックで進んできた車からの衝突の場合など、軽微な事故の場合は、その程度の衝突で怪我をするとは考えられないとして、事故と怪我との因果関係に疑義が生じ、一括対応を拒否される場合があります。

 

それでは、上記のように保険会社から一括対応を拒否された場合、何か対策はあるのか、また追って投稿いたします。