弁護士の就職活動の方法②(履歴書の書き方)

民間企業の就職活動と同じく,法律事務所への就職活動でも履歴書は重要です。

法律事務所に出す履歴書といっても重要な点は,通常の履歴書と同じです。

証明写真を貼り忘れる,ふりがなを書き忘れる,学校の入学・卒業の年を間違える,職歴欄に「アルバイトを含む」とあるのにアルバイトを書き忘れるなどのミスが意外とあります。

ちょっとしたミスなのですが,どうしても第一印象が悪くなってしまいがちですので,しっかりと見直すことが重要です。

学歴欄は,大学以降を書く方がいますが,少なくとも高校は書いた方がよいと思います。どこの高校出身かは一つの指標となりうるからです。

また,法科大学院については未修か既修かを書いた方がよいかと思います。入学と卒業の時期だけでは,未修なのか,既修で留年しているのかがわかりません。

法律事務所に出す履歴書でよくあるものとして,「興味のある法律分野」という項目があります。

正直に書くのはよいのですが,志望した事務所で扱っていない分野だと「どうしてうちの事務所なのか?」という疑問を持たれかねません。

志望した事務所で扱っていない分野を書く場合には,その分野に興味があるのにどうして当該事務所を志望するのかということがわかるように書くと印象がよいかと思います。

また,よくある疑問として,手書きで書くか,ワープロソフトで書くかという点がありますが,私個人の考えとしては,読みにくくなければどちらでも問題ありません。

以上はほとんど形式面の話ですが,内容をしっかりと読んでもらうためにも,形式面の基本をしっかりと押さえておくことは重要です。