1 債務整理をするとETCカードが利用できなくなる
債務整理した場合、弁護士に依頼して弁護士から債権者に通知を出したタイミングで、債務整理の対象とした業者のカードは利用できなくなります。
その結果、債務整理の対象としたクレジットカード会社が発行するETCカードも利用できなくなります。
また、信用情報機関に事故情報として数年間登録されるため、新たにETCカードの契約の審査を通すことも困難な状態となります。
2 ETCパーソナルカードなら作成・利用が可能
このままでは高速道路の料金支払いが不便のため、頻繁に高速道路を利用する方は「ETCパーソナルカード」の作成をご検討ください。
「ETCパーソナルカード」は、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)、西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社及び本州四国連絡高速道路株式会社の6社が共同で発行・運営しているカードです。
通常のETCカードはクレジットカードであり高速道路を利用した後で料金がカード会社から引き落とされる仕組みですが、「ETCパーソナルカード」では事前に保証金を預託します。
預託した保証金の範囲で高速道路を利用することが可能です。
ただし、利用料金が保証金額を超えるとカードが利用停止となるので、余裕を持った預託が必要です。