弁護士法人心に所属しております、弁護士の松岡と申します。
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免責不許可事由⑪
夏の暑さもだいぶ和らいできて、過ごしやすい季節になってきましたが、インフルエンザが早くも流行しているようです。名古屋市内でも学級閉鎖になっている学校もあるようですので、体調管理には気を付けたいところです。
さて、今回は免責不許可事由の最後、252条1項11号です。同号は、「第四十条第一項第一号、第四十一条又は第二百五十条第二項に規定する義務その他この法律に定める義務に違反したこと。」と規定されています。
破産法40条1項1号は、破産管財人等に対する説明義務を、41条は重要財産(不動産、現金、有価証券、預貯金その他裁判所が指定する財産)に関する開示義務を、250条2項は裁判所・破産管財人が行う調査に対する協力義務を、それぞれ規定しています。
内容によっては、252条1項6号~9号とも被ることになりそうです。また、「その他この法律に定める義務」の中には、転居・出張等の際の裁判所への報告義務、債権者集会への出頭義務などが含まれると解されています。破産手続きにおいて、裁判所や破産管財人から指示されたことに対しては、真摯に対応することが必要です。そして、真摯に対応したという事実は、誠実に反省している態度として評価してもらうことができますので、裁量免責を得ることにもつながります。
次回、裁量免責について、説明したいと思います。