実践幹部塾③~マーケティング論とランチャスター戦略~

株式会社武蔵野主催の実践幹部塾第3講を受講しました。今回の研修では,マーケティング論とランチェスター戦略について学びました。

突然ですが,日本で一番高い山は何でしょうか。ほとんどの方が富士山と答えられるでしょう。では,日本で2番目に高い山はどこですか。意外と知らない方が多いのではないでしょうか(私も聞くまで知りませんでした)。答えは北岳というところです。日本で2番目に高い山なのに意外と知られていないのですね。これと同様に,マーケティング論では,常にNo1を目指さなければならないという考え方が大切です。そしてNo1になるために,既存のお客様にどのようなサービスを提供できるのか,新規のお客様を獲得するための自社の強みは何か,それを伸ばすにはどうしたらよいか,といったことを改めて考えました。

ランチェスター戦略の研修では,市場における強者と弱者とではとるべき戦略が異なることを学びました。弱者の場合,差別化戦略が基本となり,商品やサービスにおいて他社との差別化を図るとともに,地域を限定したりお客様一人ひとりに寄り添うことで徐々に力をつけていくことが大切です。強者の場合,ミート戦略が基本となり,地域を限定せずに広範囲で広告などを利用して大量にお客様を獲得することができます。

今回の研修で,法人として,またグループ全体としてNo1を目指すために自分が何をやらなければならないのか,その根本にある考え方とは何かを再確認することができました。経営者の方だけでなく我々弁護士にとっても大切な考え方を学ぶことができたと思います。

自賠責基準における慰謝料の計算方法

交通事故の相談を受ける際によく相談者様から聞かれることがあります。「相手方の保険会社の担当の人から,慰謝料の金額は1日8400円って聞いたんだけどほんとなの?」と。

この1日8400円という金額は,自賠責保険という強制加入保険の基準に定められた金額です。もっとも,必ずしも1日8400円になるわけではないことに注意しなければなりません。

そもそも,自賠責保険基準における慰謝料の算定基準は,「4200円×通院期間」か「通院日数×2×4200円」のどちらか安いほう,ということになります。すなわち,2日に1回以上の頻度で通院したとしても,4200円×通院期間の金額が限度ということになります(例えば,3か月間の間に50日通院したとしても,4200円×90日=37万8000円までとなります)。

また,自賠責保険には怪我の場合120万円までの上限金額が定められています。その上限金額との関係で慰謝料の金額が上記計算によって算出される金額に満たない場合もあります。例えば,6か月の間に80日通院したとします。その通院治療に80万円かかったとします。そうすると,慰謝料の算定基準でいえば80日×2×4200円=67万2000円となりますが,120万円の枠のうち80万円を治療に使っていますので,残っているのは40万円ということになり,自賠責保険から支払われるのは40万円のみということになります。

このように,1日8400円という基準は必ずしも正確な金額ではありませんのでご注意ください。もっとも,弁護士に依頼すれば,自賠責保険基準以上の金額で示談できる場合もあります(過失割合等によっては自賠責保険基準のほうが高くなることもありますが)。相手方保険会社から示談案が提示されているという方は,示談書にサインする前に弁護士に見せてみてはいかがでしょうか。当法人では示談金チェックサービスを原則無料で行っておりますので,お気軽にご利用ください。