続・コロナウイルスの影響

先日,名古屋地方裁判所へ行ったところ,傍聴席のいたるところに「使用できません」と張り紙がしてありました。その法廷には窓もなく,換気もしにくそうな感じでしたので,座ることができる席と席との間に間隔を広く取って感染防止を図っているものと思われます。

また,先月のブログで予想した通り,名古屋地方裁判所本庁において行われる集団免責審尋の手続きが中止となりました。その代わりに,書面にて申立書に誤った記載がされていないか,申立後に新たな借り入れをしていないか,住所等の変更はないかなどの確認がなされ,再び破産することがないように考えていること,実行していることを記載して裁判所に提出する運用がなされています。破産する方にとっては,平日の日中に裁判所へ行く必要がなくなるため,負担はかなり減ったように思います。こういった状況がいつまで続くかはわかりませんが,運用が変わった場合にはまたブログに掲載しようと思います。

また,最近コロナの影響で収入が減ってしまい,債務整理を検討しなければならなくなってしまった方の相談も増えています。収入が減り,借金の返済が難しくなってしまった場合には,早めに弁護士にご相談ください。