ガチャポンで六法をみたはなし

子供の頃、ゲームセンターや商業施設の壁際に、ガチャポンが設置されていて、お小遣いを投じて友達とプラスチックケースに入った小さな玩具を求めて、何度もガチャガチャとガチャポンの操作をしたものでした。

あれは今から思うと、投じたお金で、どの程度の価値があるものが手に入るかわからないところに面白さがあるものであり、出てきたプラスチックの球体のなかから、期待していたおもちゃが出てきたときは大きな興奮がありますし、すでに持っているキャラクターと同じものがでてきたときには落胆したものです。

これは、今から振り返ると、ある種の射幸心をあおるシステムであり、単に商品を購入するだけではえられない興奮があって、ついついはまってしまう面白さがあります。

私の子供の頃には、ガチャポンというと、小銭を投じてプラスチックケースにはいった小玩具を買うだけでしたが、いまでは、携帯などで遊べるWEB上のゲームで「●連ガチャ」などというように、同じような仕組みで資金を投じて、ガチャポンと同様の楽しみができるようになっています。

手元のお小遣いの範囲で遊ぶ分には、大きなマイナスは生じませんが、クレジットカードなどを使って携帯ゲームにお金を投じると、気づいたときには何万円という単位のお金を散財してしまうこともあります。

携帯ゲームなどへの課金は、自己破産の際に浪費と評価されやすく、免責不許可事由ともなりえますので、あくまで余裕資金の範囲で控えめにすることが望ましいです。

なお、ガチャポンで最近衝撃を受けたのですが、弁護士法人心の大阪事務所のある大阪駅前第三ビルの近くのセブンイレブンの中にガチャポンが設置されている店があったのですが、最近では、小さな六法がガチャポンになって販売されていました。

私の子供のころは、ガチャポンといえば怪獣とかキャラクターものが中心だったと思いますが、まさか六法がガチャポンになるとは想像もしませんでした。

いずれにしても、法律が身近になってくれることは良いことですし、面白い商品があるものだと感心しました。