裁判手続のIT化と猛暑

最近、非常に暑い日が続いておりますが、皆様、熱中症にはなっておられませんでしょうか。

十分に水分を補給して、体調を崩されないようお気を付けください。

私はと言いますと、例年より日中に外出する機会が減っておりますので、今のところは猛暑によってそこまで大きなダメージは受けておりません。

外出の機会が減った大きな原因は、コロナ禍以降、訴訟の手続がwebや電話で行われることが増えたためです。

以前は、よほど遠隔地でない限りは、裁判所に出廷して手続を行うことが多かったため、猛暑日に出廷があると移動だけで体力を削られて非常につらかったのですが、最近では、事務所に居ながら訴訟手続を行うことが出来る機会が増えました。

また、現在は、裁判関係の書類は基本的に郵送かFAXで提出することがほとんどなのですが、今後、民事裁判においては、「民事裁判書類電子提出システム(mints)」を利用した、電子データでの書面提出も進んでいく予定です。

弁護士の業界がどんどんIT化して便利になっていくのは非常に喜ばしいことではあるのですが、プライベートでは滅多に行くことのない遠方の裁判所に行く機会が減ってしまうことについては少し寂しさも感じます。