所在調査②

だいぶ前に,弁護士の仕事の一つである「所在調査」についてお話をさせていただいたことがありました。

(もう一度簡単に申し上げますと,「所在調査」とは,訴状が相手方に届かなかった場合に,相手方がどこに行ってしまったのかを調査するというお仕事です。相手方の住所地に行って,ガスメーターや電気メーターが動いているか否かや,郵便受けに郵便が入っているか否かを確認して写真に撮ったり,相手方の就業先に行って,所在を確認したりします。)

そして,つい先日,新しく提起した裁判で,またもや訴状が相手方に届かないという連絡を裁判所から受けましたので,相手方の所在調査に行って参りました。

今回は,三重県のとある地方に行って来たのですが,最寄りの駅からのバスが2~3時間に1本で,周囲にタクシーも見当たりませんでしたので,徒歩で目的地まで向かうことにしました。

徒歩でいったせいで,駅と目的地の往復だけで2時間以上かかったのですが,その甲斐むなしく,結局,目的地に着いても相手方の所在は確認できませんでした・・・

久しぶりにこんなにも長時間歩いたので,その日は疲れ果て,弁護士の仕事には体力も重要であることを改めて思い知らされた一日になりました。