AIと弁護士・税理士業務

最近、X(旧Twitter)では税理士の先生方によるAIを利用した仕訳の半自動化アプリの開発合戦が続いています。

それを眺めながら、私も自分でAIの性能テストをしたくて、複数のAIに自分の通帳の履歴を投げ、仕訳を行ってもらいました。

そもそも、私は給与所得者なので、仕訳の前提が色々異なるのではないかというところはありますが…

試してみた結果、精度はかなり高いですね。

地味ですが利便性が高いなと思った点は、そのまま仕訳ができるという点もありますが、紙媒体でお預かりした資料を、エクセル等へ文字化けすることなく変換することができることでしょうか。

これまでもいろんなOCRソフトを試してみましたが、どうしても表はうまく変換ができなかったりなど、まだまだ難しいな~と思っていたのですが、AIの場合、かなり正確に表を表のまま、文字化けもなく変換してくれますね。

OCRソフトを利用した場合、「1,000」の場合、「,」の前後に半角のスペースが入っていたりいなかったりして、数字として認識しないなど、地味に面倒な処理が必要だったのですが、AIの場合はそういったところもなく変換してくれる点は、非常に地味ですが感心しました。

税理士の先生方の開発内容を見ていますと、もうここ1~2年ほどで仕訳ソフトや会計ソフトにAIが組み込まれ、仕訳の外注作業等について価格破壊が起きるのだろうな~という感じがしています。

特に期待したいのは、通帳や領収証ではなく、非定型的な書類の仕訳対応ですね。

例えば、大家さんの不動産の賃料明細など、不動産会社ごとにフォーマットが異なるので、単純にエクセル化するだけでは処理できないのですが、AIだと内容を理解しながら仕訳できるんじゃないかなーと期待しています。

弁護士業務に関しては、一部始まっていますが、判例検索や書籍検索に使用できそうですね。

現在ある法文データをすべて学習させるだけでも、こんな法律あるとは知らんかった・・・みたいなことが起きそうです。

わくわくしますね。