事務所移転のお知らせ

愛知県の弁護士かつ超強力な晴れ男の中里です。

今年の台風21号のときは,裁判や出張法律相談などの外出の予定はなかったので,事務所の中で,真面目に集中して執務しておりました。

午後は,暴風の音がすごかったですけど,淡々と仕事をこなしておりました。

私が,18時ころに外出したときには,すでに台風は名古屋を通過しており,

暴風も雨もやみ,台風の爪痕はただ葉っぱがたくさん落ちているなというくらいでした。

事務のスタッフのみんなも,JR,名鉄,近鉄組は,欠勤していたり,早退したりしていましたが,地下鉄組は出勤しておりました。

私の専属秘書は3人おりますが,そのうち2人が地下鉄組なので,台風の日でも出勤してくれるのは大変ありがたいです。

 

台風24号の日も,私が外出しているときは,台風の影響はほとんどなく,

私が部屋に戻ったあとに,台風の影響が出始めるという感じで,

台風の影響を受けずに済みました。

今後も,超強力な晴れ男弁護士として売り出していきたいと思います。

 

前置きは長くなりましたが,平成30(2018)年9月19日付けで,

事務所がお引越ししました。

引っ越し前のビルは,サン名駅西口ビルという名古屋駅太閤通り口から徒歩30秒という好立地,アクセス抜群でした。

しかし,ビルが古かったので,お世辞にもきれいなビルとはいえませんでしたし,

一番苦労していたことは,トイレが男女兼用で一つしかなかったことです。。。

 

引っ越し後のビルは,ロータスビルというビルでお寺さんが所有しているビルです。

ロータスビルも名古屋駅から徒歩2分なので,そんなに不便になったわけではありません。

1階はミニミニさんが入っておりまして,他のフロアには,矯正歯科さんや,美容外科クリニックさん,弁護士事務所,受験予備校,結婚相談所なども入っているビルです。

トイレは,男子トイレと女子トイレはもちろん分かれておりまして,

男子トイレは,小便器2つ,大便器2つありとても快適です。

 

事務所が引っ越しまして,引っ越し作業は大変でしたが,何とか落ち着きました。

また,より一層仕事に集中できそうです。

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緊急速報

こんにちは。

勢いは台風にも負けない愛知県の弁護士の中里です。

台風21号は25年ぶりに強い勢力を保ったまま日本に上陸する台風ということで今回こそは,しっかりと警戒しておかないといけないのだなと思いました。
とはいえ,勤務場所から自宅まで近距離な私は,タクシーを使って家に帰ることくらいでしょうか。

中国・四国地方では,緊急速報が出されているようなので,心配です。
最近は,というか毎年毎年,集中豪雨,地震,台風と災害がたくさんあって心穏やかではありません。

私は,仕事でもプライベートでもよく新幹線を利用するのですが,この前,静岡県湖西市を新幹線で通過していたときに,
乗客の携帯電話やスマホが一斉になりだしたのでびっくりしました。
私は,プライベートスマホと,仕事用のスマホ2台持ちなので,時間差で緊急速報がなったので,2回もビックリしてしまいました。
結局は,【訓練】の緊急速報だったので,何事もなかったのですが,もし移動中に災害に巻き込まれたらかなり厄介なことになるなと思いました。

私は,時間を合理的に使いたいタイプですので,待ち時間などが苦手です。

 

台風の日こそ,仕事に集中できると思いますので,引き続き今月も依頼者様のために仕事を頑張っていきたいと思います。

債権者集会

ご覧いただきありがとうございます。

愛知県弁護士会所属の弁護士中里智広です。

 

先日,私が破産管財人を務めている債権者集会に行ってきました。

破産管財人は,破産債権者(破産者にお金を貸していたり,給料を払ってもらっていない従業員など)に対して,公平な配当の実施を行う役割を担っております。

裁判所の代理人的立場にあるともいえます。

破産管財人の業務内容の一例は,以下のとおりです。

①破産者の財産を管理したり,換価したりして破産財団(破産債権者への配当に充てられるお金など)を増殖させること

②破産債権者の債権額の調査(本当に破産者にその金額の債権があるのか)

③破産債権者に対して,公平な配当をすること

④免責調査(破産者(自然人の場合)の残りの債務を消滅させてよいか)

 

債権者集会とは,破産管財人から,破産債権者に対して,手続きの進捗具合,配当見込みの有無などの説明や状況報告をする集会のことです。

この債権者集会は,破産者の債務総額が多額に上る場合には,破産債権者も出席する率も高くはなってきますが,債務総額がそれほど多額でなかったり,破産債権者が,消費者金融会社などの場合には,そもそも債権者集会に出席しないこともあります。

 

債権者集会は,名古屋地方裁判所の場合,短時間にいくつもの事件をまとめてやりますので,前の破産事件の当事者が遅刻したりすると,後ろの事件がどんどん開始時間が遅延していくということになります。

先日,私が担当する債権者集会の前の破産事件の債権者集会の開始が遅れました。

原因は,破産者が遅刻したからです。

待合室(債権者集会室の廊下)では,破産申立代理人弁護士の先生が,破産者と携帯で連絡とっていたのですが,その会話内容に思わず笑ってしまいました。

詳しい内容は言えませんが,電話を切った後の,最後の弁護士の先生の捨て台詞が

「こういうルーズな人だから破産するんだよ!」

 

○○先生,お気持ちお察しします

としか言えません。

 

弁護士業務は,責任が重く生半可な知識や気力ではとても対応できるものではありませんが,これからも自己研鑽を積んで,依頼者様のために日々精進してまいりたいと思いました。

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寄付行為の意図

名古屋の弁護士の中里です。

 

先日,ネットニュースを見ていたら,とある有名人が寄付行為をすると宣言し,それに対し,

「偽善者である」

「不言実行で寄付をすればいいのに」

というような批判コメントが寄せられたそうです。

 

その有名人の方は,

偽善者であるというコメントに対しては,

偽善者でもいいので一緒に寄付活動をしましょうという意見。

 

全くその通りだと思います。

目的や意図は何であれ,寄付されたお金で,困っている方たちが何かしらの形で救われるのは間違いないと思います。

そうであれば,寄付行為者の売名行為であろうが,善人と思われたいがための行動であろうが,寄付行為自体は敬意を表すべき行動であると個人的に思います。

 

不言実行で寄付すればいいのに

というコメントに対しては,

いや,そういうあなたにも寄付してほしいから発言しているんだとコメントされているようです。

まさにその通りだと思いました。

発言力・影響力のある方が寄付行為を呼びかけることで,寄付行為が増えれば,本当に素晴らしいことだと思います。

 

現地に行ってボランティア活動をすることまではなかなか難しいと思っていた人間にとって,寄付行為であれば手軽に行える活動だと思います。

 

私も,微力ながら,被災地及び愛知県弁護士会を通じて,寄付をさせていただきました。

被災者の方々や,被災地で法律相談等の法的援助を行う弁護士たちの助けに少しでもなればと思っての行動です。

 

少しでも困っている人たちのお役に立てれば幸いです。

 

 

ご近所トラブル

名古屋の弁護士中里です。

今回は,ご近所トラブルについてコメントします。

ご近所トラブルといっても多種多様です。

マンションの場合であれば,上の階の住人(特に子供)の歩く音,走り回る音がうるさい。

窓を開けているとご近所さんがベランダで吸っているタバコの煙やにおいが自分の部屋に入ってくる。

音楽やテレビなどの音量,子供の泣き声がうるさい。

私も,過去にご近所からの騒音や煙害などの被害に悩まされたことがありますので,被害を受けている方がどれだけ辛い思いをされているのかはある程度共感できます。

 

これらのご近所トラブルについては,法的にはどのような措置が可能なのでしょうか。

まずは,ご近所さんの騒音や迷惑行為などが,社会生活上受忍すべき程度を超える場合には,被害者は,加害者に対して不法行為に基づく損害賠償を請求することができます(民法709条)。

しかし,社会生活上受忍すべき程度を超えるかどうかの立証は被害者側がする必要がありますので,困難を伴います。

騒音であれば,騒音測定を行う,騒音の時刻,継続時間,頻度等をメモしておくことが重要となります。

損害賠償請求ができるとしても,実際に訴訟で損害が認められると認定してもらうためにはなかなかハードルが高いように思われます。

 

また,人格権に基づき,受任限度を超える騒音を発生させる行為の差し止めを請求することも考えられます。

もっとも,この差し止め請求は,損害賠償請求よりもハードルが高いです。

 

弁護士に頼む費用,解決までにかかる時間,経費,実際に損害が認められる可能性,損害(慰謝料など)がどれくらいになるかなど総合的に考慮して,騒音トラブルについて弁護士に頼むかどうか検討してみてください。

 

平穏に生活できることこそ一番の幸せだとも考えられますので,常日頃,当たり前のこととはいえ,自分の行為が周囲の人に迷惑をかけていないかどうか考えてみてください。

裁判所の所持品検査

ご覧いただきありがとうございます。

名古屋で弁護士をしております中里です。

今回は,裁判所の所持品検査について書きたいと思います。

最近,保釈中の被告人が,裁判所内に刃物を持ち込み,検察官に対して危害を加えるなど,裁判所内の職員や事件当事者等に対して危害行為を加えるという事件が多発しておりました。

つい,最近では,愛知県弁護士会にも刃物男が侵入したという事件もありました。

こうした危害行為に適切に対処し,裁判所利用者の安全確保を図る必要があるため,名古屋高等・地方裁判所で,平成30年7月頃から入庁者(一般来庁者も含まれます。)に対して所持品検査が行われることとなりました。

検査内容としては,飛行機に搭乗するときと同じような検査だと思われます。

X線検査装置や金属探知機(ゲート式またはハンド式)を利用して,来庁者の手荷物検査と身体検査が行われるようです。

 

裁判所に入る際に,所持品検査がすでに実施されていた裁判所は,東京,札幌で行われていたのは私も知っていました。

最近では,名古屋だけでなく,大阪,仙台,広島,千葉などでも所持品検査が実施される予定であったり,すでに実施されているようです。

 

弁護士の場合は,バッジや身分証などがあれば,検査不要とされています。

 

弁護士が事件関係者に襲われて死亡したケースなども過去に何件か発生しておりますので,裁判所内だけでなく,弁護士事務所でも防犯対策が必要な時代になってきました。

私の事務所でも,防犯対策に積極的に取り組んでおります。

 

裁判傍聴などで裁判所を利用されていた方は,今後,所持品検査のために裁判所に入る際に少し時間がかかってしまうと思ってください。

弁護士費用の計算方法

こんにちは。名古屋の弁護士の中里です。

 

今日は,弁護士費用の計算方法について簡単にご説明します。

まず,法律相談段階では,法律相談料が発生します。

最近は,法律相談料が無料もしくは弁護士費用特約に加入していれば自己負担なし(弁護士費用特約により支払われる)というのが多いように思います。

法律相談料の相場は,1時間あたり1万円(税別)です。

 

実際に,弁護士が事件を受任する場合には,①着手金・成功報酬方式,もしくは,②タイムチャージ方式で弁護士の報酬を決めます。

①着手金・成功報酬方式で弁護士費用を定めだ場合には,着手金は経済的利益(請求金額など)によって決まってきます。

例えば,損害賠償請求事件において,相手方に200万円請求する場合の着手金は,16万円(税別)となります。

計算方法は,経済的利益が300万円以下の場合には,その金額の8%で計算されるのが一般的です。

 

成功報酬金については,実際に相手方から獲得できる金額などの経済的利益を基準に計算されます。

相手方から200万円獲得できた場合の成功報酬金は,32万円(税別)となります。

計算方法は,経済的利益が300万円以下の場合には,その金額の16%で計算されます。

成功報酬金は,着手金の計算式の倍になっているのが一般的です。

 

このように①着手金・成功報酬方式で弁護士費用を計算すると,経済的利益がわずか数十万円しかないという事件の場合には,弁護士費用が低くなってしまいます。

例えば,経済的利益が20万円の場合には,着手金は,最低着手金として10万円(税別)とされていることが多いのですが,報酬を計算してみると,わずか3万2000円(=20万円×16%,税別)にしかならないのです。

このような場合,弁護士が適切な業務ができないとして事件を受けることが困難です。

このような場合には,②タイムチャージ方式を選択して事件を受任することがあります。

タイムチャージ方式では,業務1時間当たり2万円(税別)として報酬が計算されるのが一般的です。

このタイムチャージ方式であれば,交通事故の物損のみで修理金額や過失割合のみが問題になっているというような経済的利益が少額になる可能性があるケースでも,弁護士が気兼ねなく事件を受任できるのです。

 

以上,ざっと弁護士費用についてご説明しましたが,弁護士に事件を依頼するとなると,弁護士費用で最低数十万円以上かかることが一般的です。

弁護士費用の自己負担を減らすためには,自動車保険,火災保険,傷害保険などに付帯されている弁護士費用特約に加入しておくことをお勧めいたします。

弁護士費用特約の年間保険料は,年間2000円~4000円程度というものが多いようです。

事故にあってから弁護士費用特約に加入しても,弁護士費用特約は使えませんので注意が必要です。

追突事故などのもらい事故は防ぎようがありませんので,入院保険,がん保険などと同じように,いざというときのために今のうちからご加入しておくことをお勧めいたします。

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犯罪成立要件~その4~

愛知県弁護士会所属の中里です。

今回は,平成30年(2018年)1月4日の記事の続きです。

1月4日の記事では,犯罪が成立するための要件である,構成要件のなかの「客観的構成要件」の中の実行行為について説明しました。

犯罪の実行行為が行われれば,通常,「(構成要件的)結果」が発生します。

殺人罪でいうと,殺人罪の結果は,人の死亡です。

もっとも,住居侵入罪(刑法130条前段)のように,構成要件的結果が要求されていない犯罪もあります。

住居侵入罪は,正当な理由がないのに他人の住居などに「侵入」する行為があれば,既遂となります。

このように,構成要件的結果が要求されない犯罪を,「挙動犯」といいます。

 

殺人罪のように構成要件的結果が要求される犯罪を,「結果犯」といい,

 

結果犯については,客観的構成要件要素として,実行行為と結果との間に「因果関係」が必要とされます。

 

たとえば,Aという人物が,Vという人物を殺そうとして,Aが金属バットでVの後頭部をめがけて思いっきり殴りかかったとします。

しかし,Vは,運よくこれを避けることができたとします。

それにもかかわらず,Vは,たまたまBが投げた砲丸投げの玉が運悪くVの頭に直撃し,Vが死亡したとします。

このケースを考えますと,Aの殺人罪の実行行為は問題ありませんし,Vの死亡の結果も問題ありません。

しかし,Aに殺人罪を成立させるのはどうしても違和感が残ります。

このようなケースでは,因果関係が否定されると考えるのです。

つまり,AのVの後頭部めがけて金属バットで殴るという実行行為からは,Vの死亡という構成要件的結果が発生したとはいえないのです。

 

実行行為が存在し,結果が発生しても,犯罪を成立させることに違和感が残るケースはいくつかありますので,またの機会にご紹介できればと思います。

 

弁護士法人心では,刑事事件を取り扱っております。詳しくはこちらをご覧ください。

尋問

愛知県弁護士会所属の中里です。

 

みなさんは裁判というと,テレビドラマなどの影響で,証人尋問をイメージされることが多いのではないでしょうか。

裁判にも,大きく分けて2種類あります。

刑事裁判と民事裁判です。

刑事裁判は,犯罪を犯したと疑われている人(被告人)が本当に犯罪を犯したのか,犯したとしたら刑罰はどのくらいが妥当なのかを裁判(公判期日)で決めていきます。

訴える(起訴する)人は,公益の代表者たる検察官だけです。

 

民事裁判は,簡単にいうと,個人間の金銭トラブルや家族間のトラブルなどを審理してくれる裁判です。

金銭がらみだと,交通事故の損害賠償請求,不貞行為の慰謝料請求(損害賠償請求事件の一種です。)などがイメージしやすいかと思います。

 

これらの裁判では,常に尋問が行われるかといえばそうではありません。

通常の刑事裁判の場合,被告人質問というものは必ず行われます。

こういった意味では,刑事裁判では,尋問は必ず行われるといえます。

自白事件(被告人が罪を犯したことを認めていて,あとは量刑を争うだけの事件)では,尋問は,被告人質問だけで終わることもありますし,情状証人を1~2名呼んで終わる場合がほとんどです。

否認事件の場合には,例えば,被害者の方,目撃者の方,捜査報告書を作った警察官などの尋問を行うことが多くなってきます。

 

他方,民事裁判の場合には,事件の性質にもよりますが,どんな事件でも必ず尋問が行われるとは限りません。

むしろ,尋問が行われずに,書面での主張,反論を繰り返して,裁判所から和解案を提示してもらって,和解で終わることの方が多いのが実情です。

当事者尋問,証人尋問までして判決をもらうことはそこまで多くありません。

 

私も,裁判は常に抱えていますので,尋問をする機会があります。

最近は,裁判員裁判制度が開始された影響からか,小学生,中学生,高校生などの生徒さんたちが授業の一環で裁判を傍聴していることが多いように思います。

刑事裁判でも,民事裁判でも尋問をやるときは,だいたい傍聴席が満席になっていることが多いです。

私の尋問をみて勉強になってくれていたら,裁判に少しでも興味を持ってもらえていたらうれしいかぎりです。

犯罪成立要件~その3~

愛知県の弁護士の中里です。

前々回の記事の続きです。

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また,統合失調症など精神的な病をかかえている方などは,心神喪失や心神耗弱状態にあったとして,心神喪失者の行為は罰することはできません(刑法39条1項)。

また,心神耗弱者の行為は,刑が減軽されます(刑法39条2項)。

 

 

次に①構成要件について説明します。

 

構成要件には保障機能があります。

つまり,構成要件に該当しなければ処罰されることは罪刑法定主義である以上あり得ないのです。

ですから,不倫行為は,民法上の損害賠償請求権が発生しうる行為であるとしても,何ら犯罪ではなく処罰できないのです。

もし,不倫行為で処罰されるとすればそれは憲法違反になりますので,法治国家が機能している現在の日本では絶対にありえないといっていいことです。

 

1 客観的構成要件要素

⑴ 実行行為

「実行行為」とは,

特定の構成要件に該当する法益侵害の現実的危険性を有する行為

のことをいいます。

例えば,殺人罪(刑法199条)の構成要件は,人を殺すことですが,殺人罪の実行行為は,人の生命を侵害するに足りる危険性がある行為でなければなりません。

ですから,致死量に足りない薬物を飲ませたとしても,それは殺人罪の実行行為にならないことが多いです(ケースバイケースで殺人未遂罪とされることもあるようです)。

また,「自転車や石などを橋の上から落とす行為」も,川の上の橋の上から川で泳いでいる人めがけて落とすのであれば,殺人罪の実行行為とはなかなか言いにくいかもしれません。

しかし,高速道路の上にかかっている横断歩道などの上から自転車や石などを高速度で走行中の車めがけて落とす行為は,殺人罪の実行行為に該当する可能性が高いですし,実際に殺人未遂罪で逮捕されたというニュースも耳にします。

 

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また,次回の記事で続きを書かせていただきます。

 

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明けましておめでとうございます。

 

2018年,平成30年が始まりました。

今年は戌年です。

どちらかといえば,犬よりは,猫の方が好きな名古屋の弁護士中里です。

平成もあと1年4か月で終了してしまうと考えると,昭和生まれの私にとっては,ずいぶん年を取ってしまったものだなと感じてしまいます。

(しかし,何らかの事情でもっと早く新元号に変わってしまう可能性もなきにしもあらずと職業柄あらゆる事態を想定してしまいます。)

新しい元号の年に生まれた人から昭和生まれの人を見ると,おじさん(おじいさん),おばさん(おばあさん)というイメージがあるのではないでしょうか。

お年玉をもらっていたころが懐かしくてたまりません。

今では,お年玉をあげる側の立場になってしまったわけです。

今年も,今までの年よりもさらなる飛躍をとげ,皆様のお役に少しでも立てるよう努めさせていただきます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

人生教室@岡崎高校

愛知県立岡崎高校出身の弁護士中里智広です。

先日,私の母校である岡崎高校で人生教室という1年6組の生徒さんの授業に参加させていただきました。

授業内容は,裁判員裁判の模擬法廷及び模擬評議が前半で,後半は,私から生徒のみなさんの質問に対する回答でした。

模擬法廷の題材は,NHKの昔話法廷の「三匹の子豚」でした。

このお話は,昔話のストーリーを裁判員裁判の題材にふさわしくなるように少しアレンジしてあったので,裁判員裁判の裁判員の体験をするにはとてもいい題材でした。

争点としては,被告人であるトン三郎が,被害者であるオオカミを沸騰したお湯がためられている大きな鍋の中に落ちたオオカミを鍋の蓋をして大きな石をのせてオオカミを鍋から逃げられなくして殺してしまった行為が,自分や兄弟の命を守るためにした正当防衛と認められ(違法性が阻却される結果)無罪(殺人罪は成立しない)となるかでした。

生徒のみなさんには,事前に正当防衛についての資料を配布しておいたのが功を奏したのか,模擬評議の内容はとてもレベルの高いものとなっておりました。

みなさんが議論すべき要素をしっかりと拾えておりその点について,自分の意見を述べることがしっかりとできており,感心しました。

 

後半の質問回答タイムでは,私が弁護士になるまでの経緯,弁護士になってからの仕事について,岡崎高校1年生の生徒のみさなんが今後どのように勉強していくべきなのかなどを中心にお話させていただきました。

 

私が岡崎高校を卒業して以来,岡崎高校の敷地内には,約17~18年くらい足を踏み入れてなかったのですが(岡崎の裁判所にいくときは,東岡崎駅からタクシーで裁判所にいく途中で岡崎高校の前を通ることは何回かありました),母校の校舎は特に何も変わっておらずある意味驚きました。

私が岡崎高校で授業を受けていた時代から,校舎の老朽化が指摘されていたのに,18年間たった今現在でも特に目立った改修工事はされていない印象を受けました(もしかしたら,細かな改修はされていたのかもしれませんが。。)。

18年もたっていると,さすがに私が在籍していたころにいた先生は見当たりませんでした。

人生教室というものは,毎年この時期に1年生全クラスで開催されている授業らしいです。

来年も,スケジュールが合えば,ぜひ参加させていただきたいと思ったほど楽しい授業でした。

 

犯罪成立要件~その2~

こんにちは。名古屋駅太閤通南口(新幹線口)から徒歩1分以内の事務所で執務しております弁護士の中里です。

 

前回の記事では,犯罪が成立するための要件を説明しておりましたが,説明に入る前のお話しで終わってしまっていましたので,前回の記事の続きを書きたいと思います。

 

前回の復習ですが,

犯罪が成立するためには,刑法,特別刑法などの条文上の文言に書かれている①構成要件(簡単にいいかえますと,犯罪が成立するための必要条件だと考えてください。)に該当し,②違法性が認められ,③責任能力があることが必要です。

 

犯罪は,社会通念上その行為は処罰されるべきだというものを犯罪として規定していますので,犯罪の構成要件に該当すれば,違法性が推定されますので,通常違法性は問題となりません。

 

違法性が阻却される場合とは,たとえば,ちり紙1枚を盗んだ場合など財産権の侵害の程度が著しく軽微な場合など(財産権の侵害が著しく軽微な場合でも,例えば,コンビニのコンセントを無断で使用して自分の携帯電話を充電していた者が逮捕されたというケースはあります。)や,正当行為(医者が注射や手術など医療行為をする場合),正当防衛,緊急避難が成立する場合には,違法性が阻却されるため(社会通念上犯罪を成立させるような悪い行為ではないという扱い)犯罪は成立しないことになります。

 

 

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今回は,これで以上とし,次回続きを書きたいと思います。

 

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犯罪成立要件その1

名古屋で弁護士をしている中里智広です。

 

今回の記事では,犯罪が成立するまでの流れ,犯罪が成立しても処罰されるまでの流れをご紹介したいと思います。

犯罪が成立するためには,刑法や特別刑法などの条文上の文言に書かれている①構成要件(簡単にいいかえますと,犯罪が成立するための必要条件だと考えてください。)に該当し,②違法性が認められ,③責任能力があることが必要です。

犯罪が成立しても,すぐに処罰されるわけではありません。

警察に身柄確保(身体拘束)が必要と判断されれば逮捕され,身柄拘束までは必要ないと判断されれば,在宅のまま,まずは警察の捜査が進むことになります。

 

警察の捜査がある程度進んで,ある程度捜査対象となっている犯罪の証拠が集まったら,検察に送致されます。

送致とは,被疑者(マスコミ用語では「容疑者」といわれていますが,刑事訴訟法の用語ではありません。)が逮捕されている場合には,被疑者の身柄とともに一件書類(捜査報告書,供述調書などの捜査の結果作成された資料など)が検察に引き渡されます。

よくニュースで聞く「書類送検」という言葉は,刑事訴訟法上の言葉ではなく,マスコミ用語にすぎません。

書類送検も送致の一種と考えてください。

 

送致されたあとは,捜査の主体が検察官に移ります。

もっとも検察官に捜査主導権が移っただけですので,検察官の指示に基づくなどして,引き続き警察でも捜査が行われることが多いです。

 

担当検察官が,刑事裁判にかけるかどうか(起訴するかどうか)は,公判維持に耐えうるだけの十分な証拠があるかどうか(有罪判決を得ることができるかどうか)を主眼にいろいろな事情を考慮して判断します。

刑事訴訟法の条文では以下のとおり書かれています。

(起訴便宜主義)

刑事訴訟法第248条

犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる。

 

検察官が起訴すれば,被疑者は被告人という立場に呼び方が変わります。

 

日本の有罪率は,約99.9%といわれていますから,無罪判決を勝ち取れる事件にめぐりあえることは奇跡的です。

よくドラマであるような,無罪判決を何度も勝ち取っているような弁護士は,実際にはほとんどいないと思われます。

 

私が弁護士として働き始める前の1年間の研修(「司法修習(しほうしゅうしゅう)」といいます。)でお世話になった刑事弁護の教官ですら,無罪判決は今までめぐりあえたことはないとおっしゃっていました。

運がいいと,弁護士1~3年目でも無罪判決にめぐりあえることはあります。

実際に,私も修習生のときに弁護士1~2年目で無罪判決を勝ち取った弁護士とお話しさせていただいたことはあります。

 

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次回以降に続きの記事を書きます。

 

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同性パートナーも配偶者に!

こんにちは。

名古屋の弁護士の中里です。

先日,先進的なニュースを見ましたので,その内容を皆様にもお知らせいたします。

 

損保ジャパン日本興亜株式会社(以下,「損保ジャパン」と略します。)が2018年1月より,自動車保険の「配偶者」に同性パートナーも含めるという約款改定をすることが決まったそうです。

これにより,今までは,補償対象でなかった同性パートナーの方も保険金を受け取ることが可能になるようです。

 

他の自動車保険会社もこれに追随する動きがみられるのか今後注目していきたいです。

ドライブレコーダー

最近は全く車を運転していない弁護士中里です。

 

私は,交通事故をメイン業務としております。

今までに交通事故の相談だけでも,一人で数百件はこなしていると思います。

裁判もここ2~3年だけでも数十件ほどこなしてきました。

 

その中で思うことは,車にドライブレコーダーを付けておくにこしたことはないということです。

 

ドライブレコーダーがなかったために,自分の言い分が裁判所に認めてもらいにくいのは確実だからです。

ドライブレコーダーがないと,自分の言い分と相手方の言い分のどちらが正しいのか判断ができません。

裁判所は,あくまでも証拠に基づいて事実認定をしますので,わからない場合には,どちらかの言い分が正しいと認めるしかないのです。

そうすると,必ずしも真実に合致した判断が下るとは限らないのです。

 

動いている車同士の事故で,これは過失0%は厳しいだろうという案件を私は担当したことがありましたが,ドライブレコーダーがあったおかげもあるとは思いますが,私の詳細かつ的確な準備書面及び尋問で,何とか依頼者様の過失を0%と裁判所に認定してもらったことがあります。

私よりも弁護士経験が約10年ほど長い弁護士が相手でしたので,途中やはりこちらの過失0%は厳しいかもなと弱気になるときもありましたが,依頼者様と最後まで過失0%を主張し続け,見事,判決で過失0%を勝ち取りました。

あれほど気分爽快だったことはありません。

それもドライブレコーダーの映像があったおかげだと思います。

もっとも,ドライブレコーダーの映像があっただけでは,過失0%には到底ならなかったと思います。

道路を建設した会社に事情聴取したり,警察署にも事情聴取をし,道路交通法の研究も怠りませんでした。

刑事事件でいえば無罪判決を勝ち取るような感触でした。

 

また,あのときの感触を味わってみたいです。

 

事故を起こしてしまったことをきっかけにドライブレコーダーを付ける方も多いです。

なかには,前にも後ろにも付ける方もいらっしゃいますが賢明だと思います。

なかには,後ろの映像が重要になってくる場合もありますからね。

今後は,自動運転や自動ブレーキシステムなどにより交通事故の件数は減少していくと思われますが,万一,事故にあわれてしまった場合には,お気軽に当法人までご相談ください。

交通事故についての弁護士法人心名古屋駅法律事務所のサイトはこちらをご覧ください。

親知らず

先日,歯医者に行って,右上の奥歯の親知らずを抜歯してもらいました。

数日前から,親知らずの歯が下の歯茎を傷つけていたので食事のたびに少し痛みが気になっていたからです。

 

親知らずの歯は,割とあっさりと抜いてもらえたのでよかったです。

私が親知らずを抜いた経験は,約8~10年ほど前に1度あったので特に嫌だなとかそういう気持ちはありませんでした。

 

これで,気持ちよく通常通り仕事ができるようになりひと安心です。

でも,最初は,歯をちょっと見てもらって、口内炎の薬とか抗生物質の処方を受けて終わりかなと軽く考えていたのですが,まさか親知らずを抜くという大掛かりなことになるとは思いませんでしたが,結果オーライです。

 

思わぬ結果を招いたといえば,本業の弁護士業務の方でも,予想外にいい結果に終わることが最近多いので助かっています。

例えば,交通事故の相手方保険会社との交渉で,

当初は,過失を強く争われていたため(当方0%主張に対し,相手方は35%主張),これはもう訴訟をやるしかないだろうなと思っている案件がありました。

しばらく様子をみてから改めて訴訟の前に相手方と交渉してみたところ,過失についてはかなり折れてくれて,むしろ訴訟よりもいい損害賠償額を提示してくれたという案件がありました。

示談交渉が難航している案件では,示談でうまくまとまりそうになかったら,すぐに訴訟を提起するという場合もありますが,そうではなく,少し時間をおいてから再度交渉してみることで,相手方も考え方を改めてくれて,こちらの要求に近い金額で回答をくれる場合があります。

必ず成功するわけではないのですが,私はこの方法で解決することもちょくちょくありまして成功率は高いです。

 

ほかには,高齢者男性(無職)の方の休業損害や逸失利益の認定のされ方によっては,損害賠償額が,(自賠責保険金以外には)0円~1000万円以上になる事件がありました。

ある程度こちらが証拠をそろえれば,裁判所にいくらか多めの金額での和解案の提案がもらえるかもしれない。

でも,確率的にはこちらの主張が通る可能性はかなり低いというものがあったのですが,これも少し時間をおくことで相手方保険会社の考え方を変えることができ,示談でいい金額を出してもらえることとなりました。

 

思わぬ結果を招くという表現は,あまりいいとらえ方ではないような気もしますが,それがいい「結果」に終わるのであれば,今後も続いてほしいなと思います。

 

ストリートビュー

こんにちは。

今回は,交通事故の過失割合の判断の際に使用するツールについて少しご紹介します。

交通事故の過失割合について争いとなっている場合、我々弁護士が参考にする資料は、別冊判例タイムズNo.38という緑の本があります。

私は,この本は全く同じ本を2冊持っています。

なぜ,同じ本を2冊も持っているかというと,
一冊は、マーカーやアンダーラインなどが引いてあったりするオリジナルの書き込みがあるバージョンで、裁判所に提出する準備書面作成時や法律相談の際に使用しています。
もう3年近く使いこんでいる本なのでボロボロになってきました。
それだけこの本は使用頻度が高いのです。

もう一冊は、依頼者様や相手方保険会社に送るとき、裁判所に証拠として提出する際に、書き込みのないきれいな状態でコピーをとるために購入しました。

この緑の本は、事故類型ごとに基本の過失割合や修正要素が書いてあります。

修正要素は、例えば、「早回り右折」などがありますが、この早回り右折が適用されるかどうかは、実況見分調書などを取り寄せて確かめます。

また、事故現場まで実際に行って現場を確認する必要までないケースでは、Googleストリートビューが大変重宝しています。

このGoogleストリートビューは、先日ニュースで見たのですが,今年で10周年だそうです。
10周年を記念して、国際宇宙ステーションの内部まで見れるようになったみたいです。
また、沖縄の海の中までみえる部分もあるそうです。
Googleストリートビューで見える部分がどんどん拡大されているようです。

もちろん,海の中や国際宇宙ステーションの中での交通事故はないと思います。

 

あと,車両で直進していた場合に,側道から前方不注視の車両が突っ込んできたというような事故の場合には,直進車の道路が優先道路か否かで過失が10%程度変わってきます。

ですから,自分が走っていた道路が優先道路か否かでかなり損害賠償額の金額が影響してきます。

優先道路か否かは,簡単に表現するならば,

①優先道路と指定されている標識がある場合と,

②自分が走行している道路のセンターラインが交差道路の交差点まで突き抜けてひかれているかどうか

で判断されます。

この優先道路であるかどうかの判断は,インターネットでグーグルストリートビューを利用することで簡単に判断できるのです。

 

このストリートビューの画像をプリントアウトして,裁判の証拠として使うこともあります。

 

過失割合についての主張書面を書く際には,加害者や被害者それぞれの視点に立って考えていくことが重要ですが,ストリートビューを利用すれば,事故当事者の立場になって考えることが簡単にできますので,大変便利です。

 

交通事故について弁護士を名古屋でお探しの方はこちらのサイトをご覧ください。

梅雨入り

今年も梅雨の時期がやってきました。

晴れ男の弁護士中里です。

 

雨が降るとジメジメと湿気が気になりますよね。

ですが,夏場に水不足にならないためには,梅雨の時期にしっかりとたくさんの雨が降ってくれることが重要だと思います。

そうでないと,節水とかになって,プールとかも入れなくなるかもしれません。

 

雨が降ると何に困るかというと,やはり移動です。

私は,外出するときといえば,食事のときや,出張相談や裁判所に行くときくらいに限られますが,やはり雨が降っていると,傘をささなければならないので面倒です。

靴,スーツやバッグも濡れてしまうのが少し気になります。

 

当法人の事務所はどこの事務所も最寄駅から徒歩数分の距離にありますので,雨に濡れる心配はそこまでありません。

つい先日オープンした「弁護士法人心 柏駅法律事務所」も

柏駅東口から徒歩2分の距離にありますので,梅雨の時期でも安心してご来所いただけるのではないでしょうか。

 

今後とも末永く,弁護士法人心柏駅法律事務所をよろしくお願いいたします。

 

弁護士法人心柏駅法律事務所の交通事故のページです。

http://www.bengoshi-kashiwa.pro/sp/work/per_jiko.html

柏駅法律事務所開設のお知らせ

6月に入りました。

今年も,もうすぐ梅雨の時期がやってくると思うと少し憂鬱ですが,今年も梅雨にも負けずに気合いを入れて仕事をがんばっていきたいと思っております。

 

さて,私が所属している弁護士法人心に新しい事務所が開設されました。

千葉県柏市にある「弁護士法人心 柏駅法律事務所」という事務所です。

 

当法人の事務所は,関東地区では,東京駅法律事務所についで2つ目の事務所となります。

柏駅東口から徒歩2分の距離にあり,アクセス抜群です。

柏駅法律事務所のサイトは↓をご覧ください。

http://www.bengoshi-kashiwa.pro/