ユーザー辞書

東京弁護士会所属弁護士の中里です。

 

今回は,私が仕事で使用しているユーザー辞書について紹介したいと思います。

 

ユーザー辞書とは,Wordやスマホなどの文字入力を使用しているときに,

自分がよく使用する単語について,

変換候補に出てこない場合に,変換候補にすぐでておくように

ユーザー自ら登録しておく辞書のことです。

 

私は,文字入力でよく利用するものは,

メール,Word,メモ帳などです。

メールは,お客様などの外部とのやりとりによく使用します。

メールは事務所内部のやりとりにももちろん使用します。

 

Wordは,裁判所に提出する書面や,事務所内部でのやりとりで使用します。

事務所内部でのやりとりには,メモ帳も使用します。

 

以下,私のユーザー辞書登録の一例をご紹介します。

①訴外(そがい)

この単語は,訴訟で裁判所に提出する書面に記入する際に使用します。

訴外とは,訴訟の当事者以外の人物を持ち出すときに使用します。

原告と被告以外の人物のことをもちだすときに利用します。

②人名

珍しい苗字の方や,珍しい漢字の組み合わせの名前の場合で,

メールのやりとりを何度かさせていただくときには,ユーザー辞書登録をしています。

③曜日

日時のやりとりの際に,12月1日とだけ記載すると,誤植に気付かない場合があります。

12月1日(土)と曜日まで記入したほうが,お互い日時の勘違いが防げるはずです。

この観点から,私は,曜日に()をつけて,ユーザー辞書登録しています。

(月) (金)という感じです。

④ ●(くろまる)

ナンバリングの際に,とくに1,2,3,・・や

⑴,⑵,⑶・・・ などとあえて順番にナンバリングする必要性のないときに使用します。

⑤求釈明(きゅうしゃくめい)

求釈明とは,訴訟において,相手方の書面などに書かれている内容について,趣旨がいまいち不明確である場合に,裁判所に対して,相手方の主張をより明確にしてもらうように釈明を求めるようにお願いすることです。

 

⑥地判(ちはん)

地判とは,地方裁判所の略のことです。

例えば,東京地方裁判所を略すと,

東京地判と略記したりします。

 

⑦既払い(きばらい)

既払いとは,賠償金などの一部がすでに支払われている場合には,既払い金といいます。

 

⑧ ※(こめじるし)

※も注意書きの際によく使用します。

⑨ 別冊判例タイムズNo.38

これは,過失割合が乗っている実務本のタイトルなのですが,この単語もよく利用しますので,ユーザー辞書登録しています。

 

このように,業務効率化は常に意識しております。