スポーツ仲裁人研修

先日,愛知県弁護士会でスポーツ仲裁人研修が開催されたので,参加してきました。

スポーツ関連の紛争には,代表選考に関する紛争,アンチ・ドーピングに関する紛争,チームの移籍に関する紛争,審判の判定に関する紛争等,様々な紛争が存在します。

このような場合,裁判をしようと思っても,裁判所による法的判断になじまず,裁判所による法的解決が難しい場合が多くあります。

そのような場合の解決機構として,公益財団法人日本スポーツ仲裁機構(JSAA)が存在します。上記のような紛争に関しては,JSAAに仲裁の申し立てをすることが可能です。

なお,ドーピング紛争に関しては,第1次的には公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)で処分が出され,その判断に不服がある場合にJSAAに不服申し立てをするという流れになります。

この申し立ては,弁護士が代理することも可能です。

東京オリンピック開催に向け,スポーツに関する紛争も増えてきそうですので,大変勉強になりました。