ARの世界,VRの世界

ポケモンGOのおかげか,AR技術が注目されています。

いまはまだ,せいぜいスマホの画面上にポケモンを表示したりするだけのようですが,Googleグラスやコンタクトレンズ上に画像を表示できるようになれば,ARは一気に日常生活に入ってくるなぁ・・・と思っていたらこんなニュース。

http://hypebeast.com/jp/2016/8/pokemon-go-contact-lenses

こうなると,現実世界にまさにポケモンが登場するように思えるんでしょうね。

スマートコンタクトレンズがもっと普及すると,将来的には,交差点では「→自転車注意」とコンタクトレンズ上に表示されたりするんでしょうね。

そうなってくると,「→自動車注意!」と表示されなかったのに車が飛び出してきてぶつかった!交通事故に遭った!

なんて場合は,どこが法的な責任負うことになるのか・・・

過失割合の減額事由にはなるのか・・・?

弁護士的には悩ましい問題です。

ARだけではなく,VRもPS4からデバイスが発売されるようですし,進歩してますね。

イヤホン付けて,ヘッドセットつけて,ホラーゲームとかやったら超怖いだろうなぁ・・・

これも,現在医療技術として開発されている脳に直接器具をつないで,動かなくなった腕を動かす技術なんかと併用されるようになると,将来的にはコントローラーも不要。ヘッドセットつけて寝っ転がって入れば,仮想現実上の自分のアバターを動かせるようになるんでしょうね。

まさに,攻殻機動隊やソードアートオンライン,アバターやマトリックスの世界ですね。

 

NHKの昔話法廷の面白さ

http://www.nhk.or.jp/sougou/houtei/

こちらで配信されている昔話法廷が面白いです。

三匹の子豚事件を見てみましたが,検察官の主張は,正当防衛の「急迫性」について,防衛の機会の利用して相手を加害する積極的加害意思があったから,急迫性が否定される。

よって,正当防衛は成立せず,殺人の違法性は阻却されない,という構成のようです。

法律知識がない人でも楽しめますし,ある人はより楽しめる内容になっていて,非常に面白かったです。

1話15分くらいですので,いかがでしょうか。

Pokemon goと交通事故

日本でも大流行してますね。ポケモンgo。

名古屋でも,鶴舞公園は公園の形がモンスターボールの形をしているとか,レアなポケモンが出るとかで,連日大賑わいのようです。

私もやってみましたが,自分のよく知っている道にポケモンが出てきたりするのは面白いですね。

まだ実装されていないようですが,交換や成長させてバトルできるようになると,ますます流行りそうです。

ただ,ゲームの性質上,スマホの画面を見ながら移動することから,事故も起きているようです。

ニュースでも,自転車同士の衝突事故やスマホをいじりながら車の運転を誤った方,蛇行運転をしていた原付などがでているようです。

私も,車を運転しながらポケモンgoをプレイしている人を見かけたので,ニュースになるのは氷山の一角だと思います。

当然ですが,スマホをいじりながら自転車や自動車は運転してはいけませんし,非常に危険です。

万が一,事故になった場合は,過失割合もそれなりに認められるでしょうし,何百万~何千万という損害賠償責任を負うことになりかねません。

特に,自転車保険に入っている人は少ないでしょうから,自転車で他人に怪我を負わせたり死亡させてしまうと,本当に大変なことになります。

最近では,自転車に乗っていた小学生と歩行者のおばあさんがぶつかった事故で,親の監督責任を認めた裁判例もでていますので,親御さんはお子さんにしっかりと教育することが大切です。

 

弁護士の現実

http://president.jp/articles/-/18443

プレジデントでも,「弁護士の給与半減!年収200万~300万も当たり前の悲惨な現実」という記事が特集されていました。

この手の記事ではよく,”最難関の試験に合格したのに現実は・・・”みたいなことが書かれています。

まぁ,言いたいことはわかりますが,難しかろうが簡単だろうが,資格に独占されている業界は供給側が増えると一人あたりの売上が落ちて収入も落ちるのが当然だと思いますけどね。

昔から競争のない業界はサービスやクオリティの向上は行われないわけなので,健全な結果ではないでしょうか。

これに伴ってよく聞くのが,「CMをやってる事務所やTVに出ている弁護士は質が悪い」というもっぱら身内からの批判。

これはナンセンスな話です。

CMの有無は広告宣伝費にお金をかけているかどうかにすぎないですし(もっと言えば広告宣伝費にかけられるくらい稼いでいるかという点もありますが),TVに呼ばれるかどうかもマーケティングがうまくいっているかどうかにすぎないので,弁護士の”質”とは大して関係ないです。

”お客様側が弁護士を選べないじゃないか”という批判もたまに聞きますが,これもよくわからない批判です。

弁護士が少ないときは,「選ばざるを得なかった」,「他に選択肢がなかった」わけで,これが良かったのでしょうか。

仕事のクオリティも向上させ続けるし,たくさんの方に利用していただきたいから広告に力も入れる,なんて矛盾することでもなんでもないように思います。

で,それをやっていれば,売上や収入も上がる一方なのでは?

体調管理の大切さ

久しぶりに体調を崩しました。

先週の金曜日から,大学生向けのインターンシップイベントに参加し,弁護士として20分×30回くらいしゃべり倒していました。

さすがに声が枯れました。

が,私的には声が枯れたくらいで,ちょっと疲れがたまったな,くらいだったのですが,本日完全にダウン・・・

一日中寝ていて,気がついたら夜だったのでびっくりしました。

あまり慣れていないこともあり,全力投球してしゃべったのが原因かもしれません。

次はペース配分を考えます。

セミナーでの講師役

リクナビが開催している大学生向けインターンシップ説明会に,弁護士として参加してきました。

東京で行われましたが,2日間で延べ500人弱の方に当法人の説明を聞いていただけたようです。

150人くらいの方にインターンシップに参加していただければいいなぁ…と計画していましたが,無事,計画は達成できたようです。

今度は代表弁護士の西尾が話しますので,皆さん,お楽しみに。

友人らの仕事

先日,大学の友人とご飯を食べました。

いまは裁判所で働いているようです。

法学部やロースクールを卒業していると,卒業後も仕事で会うことや,飲みに行ったときも共通の話題で盛り上がります。

移動中の仕事

私は現在,名古屋で弁護士をしていますが,他の地域に出張することも頻繁にあります。

新幹線だと,それなりに時間も確保できますし,テーブルや電源もあるので,ノートパソコンを使用して仕事ができるのですが,

在来線で30分前後の移動のときは非常に悩みます。

ノートパソコン広げるスペースもないですし,隣の方に画面をのぞかれても困りますし…

結局,本を読んでいるか,メモをしているか,寝ていることが多いように思います。

 

GWと交通事故

もうすぐゴールデンウィークですが,ゴールデンウィークは交通事故件数が増える傾向にあるようです。

普段,車を運転しない方が,お出かけのために運転したりしますね。

また,見知らぬ土地だと,その土地ならでは,独特の道路つくりがなされていて面食らうこともあります。

万が一,事故に遭われた場合は,どれだけ微細な事故に思えても,警察を呼ぶことを強くお勧めします。

当法人にも,たまに,「当事者同士で物損代くらい負担して解決することに決めたんだけど・・・」と,後からもめてしまったものの,警察には届けていないというケースがあります。

交通事故から時間が経ってしまうと,警察も届けを受理することを嫌がりますし,すぐに警察を呼びましょう。

この時期の気温

だいぶ暖かくなってきましたが,まだ夜は冷え込むことがありますね。

5月も過ぎるとクールビズということでジャケットを着なくなりますが,ジャケットを着ないと,弁護士バッジがつけられなくなるので,若干面倒なんですよね…

いちいち取り出さなければいけないので。

ネクタイが苦手な私には,クールビズが断然ありがたいのですが。

 

弁護士の横領

残念なことに,私も住んでいる愛知県の弁護士が,相続人から預かったお金を横領して逮捕されたようです。

最近,この手の事案が少なくないように思います。

日弁連から指導もされているのですが,弁護士は,自らの報酬等を受け取る口座と,依頼者からの預かり金口座は別々に口座を設けることとなっています。

事件をご依頼される際は,預かり金口座を設けているかどうか,確認されることをおすすめします。

日本ライフ協会のその後

高齢者の方の身元保証や生活支援を行っている団体として,業界最大手だった日本ライフ協会が民事再生を申請し,その受入先として福岡県の「えにしの会」が名乗りをあげていたようです。

が,結局,その「えにしの会」も譲受資金を準備できなかったとか・・・

また,報道を見ていると,日本ライフ協会は破産申立て手続に移行するようです。

 

 

預かり金ビジネスの難しさ

名古屋の弁護士の小島です。

高齢者の方から,身元保証費用や死後の葬儀費用に充てる目的で,多額の預託金を有していた日本ライフ協会ですが,民事再生を申請した後,福岡県にある「一般社団法人えにしの会」に譲渡されることが決まったようですね。

朝日新聞に記事が掲載されていました。

私たち弁護士も,お客様から預かり金としてお金を預かることがあります。

しかし,これはあくまでも「お客様のお金」なので,弁護士の売上になるわけではありません。当然のことですが。

ただ,残念なことに,専門家であっても,預かり金を流用するケースが後をたたないため,日本弁護士連合会では,「預かり金は別に口座を作ること」というルールを設けています。

報道を見ていると,今回の日本ライフ協会も,第三者にお金を預ける,という目的で当初は運用されていたようですが,すぐに二者間契約になってしまったようですね。

預かり金ビジネスは,「預かり金は売上ではない」という当たり前のことが守られるかどうかは,受託者の裁量に委ねられてしまうという非常に難しい側面を持っています。

利用される方は,口座を売上口座とは別にしているか,第三者に預かってもらったという証明書を発行できるか,など,自ら十分に注意することが大切です。

 

弁護士の情報収集

仕事柄,最新の法改正や裁判例,解釈論,業界の動きに触れる必要があるため,情報収集を日々していますが,難しいもんですね。

たいていの情報は,裁判例→講演→専門雑誌→書籍の順に更新されているように思いますが,書籍になる頃には,もうすでに最新の議論から遅れていることもあり得るので,結局,ネットで他の弁護士や某有名裁判官のTwitterを頻繁にチェックしています。

もう少し効率よく情報収集したいですね。

名古屋青年税理士連盟

私は弁護士ですが,税理士登録もさせていただいています。

名古屋青年税理士連盟の新年会に出席してきました。

新年会からしか参加できず,報告の方を見ることはできなかったのですが,非常に盛り上がったようです。

来年度は,参加してみたいと思います。

 

平成28年

あけましておめでとうございます。

弁護士法人心は,本日が仕事初めです。

昨年度はお客様,弁護士の先生方,異業種の方々,様々な方に大変お世話になりました。

本年度も,どうぞよろしくお願いいたします。

年の瀬

年の瀬ですが,みなさまいかがお過ごしでしょうか。

28日に仕事納めのところが多かったようですが,私は今日まで出社し,明日,実家に帰る予定です。

弁護士業をしていますと,裁判所が閉まっている間だからこそ,準備できる書面もあり,せわしないですね。

もう少し,時間のコントロールを上手になりたいです。

女性の再婚禁止期間300日は違憲

100日を超えて再婚を禁じているのは違憲との最高裁判決がでました。

まだ,判決文や補足意見等に目を通していませんが,数少ない違憲判決ですので,しっかり勉強したいと思います。

今年の冬の気温

今年の名古屋は全然雪も降らず,暖かいですね。

昨年度のこの時期にはかなりの雪が積もっていて,帰りに四苦八苦した記憶がありますが・・・

革靴に雪はしんどいので,楽ではありますが,少々寂しいですね。

司法試験の勉強の仕方 part2(総論編)

はじめに断っておくと,私は,論文試験で各科目50点取れない人が,50点を取る方法を教えることはできます。

ですが,60点や70点を取る方法を教えることはできません。

ただ,司法試験は全ての科目で50点を揃えれば余裕で合格しますので,論文試験で30~40点を取っている人の力にはなれると思います。

つまり,一度,不合格になった人のお役には立てるかと思います。

私は論文試験は非常に苦手でしたが,指導のもと,一つ一つ修正していった結果,合格しました。

では,本題を。

まず,司法試験の不合格者は,過去問以外の問題集は解かない,ということが大事です。

過去問だけを,徹底的に解き,分析し,時間を計って答案を書く。

私は,司法試験の過去問をもうどれだけ解いたかわかりませんが,どれだけ少なくても20~30回は答案を書いています。

私を含めた不合格者の多くは,次から次に新しい問題集に手を出したり,「○○大学の○○先生が作った問題集が・・・」ということにこだわっている人がとても多いです。

が,はっきり言って意味ないです。

どんな問題集よりも,司法試験の合格に一番近い問題集は,過去問に決まっています。

それから,毎年発表されている出題趣旨と採点実感を徹底的に読み込む(私は50回以上は読みました)。

そして,なにより大事なことは,過去問・出題趣旨・採点実感の読み方や分析方法を,合格者に教えてもらう,ということです。

その合格者も,なんとなく成績が常に良くて合格した人ではなく,しっかりと過去問,出題趣旨,採点実感を分析尽くした合格者に教えてもらうことが一番です。

私が合格したのは,最近テレビでも活躍されている三輪記子先生に,上記の方法を徹底的にたたき込んでもらったおかげです。

次回からは,私が実際に行った方法や,司法試験の受験生にあるある勘違いを書いていこうと思います。