交通事故の被害相談 by 弁護士法人心 名古屋駅法律事務所

交通事故被害相談@名古屋駅

損害賠償請求権の消滅時効

交通事故の損害賠償請求について,期間制限があることはご存知でしょうか。

名古屋の交通事故の被害者の方が損害賠償請求をする際には,損害賠償請求の期間制限にも注意が必要です。

交通事故は,法律の専門用語でいうと不法行為というものにあたります。

不法行為に基づく損害賠償請求権は,民法724条において,損害及び加害者を知った時から3年間で時効により消滅すると規定されています。

では,具体的に「損害及び加害者を知った時」とはどのような場合をいうのでしょうか。

加害者を知った時とは,昭和48年11月16日付の最高裁判所判決で,「加害者に対する賠償請求が事実上可能な状況のもとに,その可能な程度にこれを知った時を意味するものと解するのが相当」と判断されています。

そのうえで,被害者が不法行為の当時加害者の住所氏名を知らず,しかも当時の状況においてこれに対する賠償請求権を行使することが事実上不可能な場合においては,その状況が止み,被害者が加害者の住所氏名を確認したとき,初めて加害者を知りたる時に当たるというべきと判断しています。

なお,この判例は交通事故に関する判例ではありませんが,加害者を知った時の解釈を示したものとして必須の判例です。

次に,損害を知った時とはいつを指すのでしょうか。

これに関しては,平成14年1月29日付の最高裁判所判決は,「民法724条にいう被害者が損害を知った時とは,被害者が損害の発生を現実に認識した時をいうと解すべきである」と判断しています。

また,被害者が損害の発生を現実に認識した時について,後遺障害による損害については症状固定時から,それ以外の損害(治療費や休業損害等)については事故時からそれぞれ消滅時効が進行するという見解や後遺障害による損害だけでなくそれ以外の損害も含めた全損害について症状固定時から消滅時効が進行するという見解があるといわれています。

以上の話とは別に,自賠責保険における後遺障害等級認定の消滅時効について検討してみると,症状固定時から消滅時効が進行することになるので,後遺障害診断書に医師が記載した症状固定日から消滅時効が進行すると理解することになります。

このように,交通事故に関する消滅時効は,民法上の問題点や自賠責保険の問題点など様々な点で,いつの時点を消滅時効の起算点とするのかについて複数の問題点があります。

そして,万が一消滅時効が成立してしまうと,どれほど症状が重くても損害賠償請求権を失ってしまうことから,加害者に請求できなくなってしまいます。

このようなことにならないよう,名古屋にお住いの交通事故被害者の方は,消滅時効について気になるようでしたら,弁護士に相談されることをお勧めいたします。

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損害賠償請求権の消滅時効

「時効」と聞くと,殺人や窃盗といった刑事事件を思い浮かべることが多いかもしれませんが,民事事件にも消滅時効があり,交通事故の損害賠償請求もその中に含まれます。

交通事故の損害賠償請求の消滅時効とは,事故被害者の被った損害を事故加害者へ請求できる権利が,3年の経過をもって消滅することをいいます。

では,いつから消滅時効へのカウントダウンが始まるのかというと,「被害者が,損害及び加害者を知ったとき」であり,一般的には,「交通事故が発生した日」とされています。

しかし,すべての事故において,事故発生日が消滅時効の起算点とされるわけではありません。

事故発生当時,必ずしも被害者が「損害及び加害者を知った」状態であるとは言えないからです。

まず,加害者については,事故発生当時,事故やけがの状況などによって,その氏名や連絡先住所を正確に把握できず,事故から数日経って知ることは少なくありません。

事故発生日から加害者の情報を知るまでの期間は,事実上,加害者への賠償請求ができない状態だったため,消滅時効は進行しないとされています。

次に,損害についてですが,交通事故の場合,事故発生日にその損害のすべてを把握することは困難です。

なぜなら,事故によってけがを負い,必要な期間治療を行い,治療終了時の症状によっては後遺障害が残ることもあり,これらの過程を経て,ようやく事故のすべての損害額が確定するからです。

ただし,前述の過程において,どの時点が「損害を知ったとき」ととらえるのかが問題となります。

このように,消滅時効の起算点については争いの余地がありますが,事故発生日から3年を経過していないのであれば,特別問題にする必要はありません。

もし事故発生日から起算した場合の3年の期限が近付いているようであれば,損害賠償請求の訴訟を提起することで,消滅時効を中断することができます。

訴訟提起により時効が中断された場合は,それまでに経過した期間は意味をなくし,訴訟提起日を起算点として,新たな消滅時効が進行することになります。

交通事故の消滅時効が近づいて焦っているという方,お早めに弁護士法人心名古屋駅法律事務所へお問い合わせください。

名古屋駅から徒歩0.5分で,新幹線側の出口を出てすぐの分かりやすい場所にあります。

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