交通事故の被害相談 by 弁護士法人心 名古屋駅法律事務所

交通事故被害相談@名古屋駅

脳脊髄液減少症の後遺症・後遺障害慰謝料

脳の表面は,外側から順に硬膜,クモ膜,軟膜という3重の膜で覆われており,軟膜とクモ膜の間はクモ膜下腔と呼ばれています。

このクモ膜下腔には脳脊髄液(髄液)という液体が存在し,これが,硬膜外に漏れた状態が脳脊髄液減少症という症状です。

この症状を患った患者の方は,頭痛・吐き気・めまい・だるさ・頚部痛・背部痛などの症状を引き起こすと言われています。

この症状に関する診断基準について,一般的に,三種類の診断基準があるといわれています。

第1に,2007年診断ガイドラインといわれるものがあります。

第2に,日本脳神経外傷学会診断基準といわれるものがあります。

第3に,厚生労働省の中間報告書による診断基準といわれるものがあります。

このように医学的な診断基準だけでも3種類の診断基準があることからすると,この症状に対する議論が錯綜していることが明らかであると思います。

脳脊髄減少症という症状の医学的な議論が錯綜している中で,交通事故賠償の分野においてもこの症状が賠償金額にどのように反映させるべきかという点,特に,症状が後遺症として残っているか否かという点について大きな争いとなっています。

公刊されている判例雑誌等を参照したところ,全国各地で多数の裁判が起こされています。

裁判例の中には,脳脊髄液減少症を後遺症として認めたうえで,損害額を認定するものもあるようです。

また,脳脊髄液減少症という症状は認められないが,被害者に何らかの後遺症は残存しているとして,後遺障害慰謝料を認めている裁判例も存在します。

後遺障害慰謝料の金額としては,次のような事例があります。

大阪地方裁判所平成25年1月10日判決は,布団の上で転がりまわる痛み等の症状から厚生労働省基準を満たさないが,後遺障害等級として14級相当を認めて110万円を認めています。

また,東京高等裁判所平成27年2月26日判決は,後遺障害の内容に照らして110万円を認めています。

さらに,東京高裁平成26年8月21日判決(原審:千葉地方裁判所平成26年1月31日判決)は,290万円を認めています。

このように,この症状に対する裁判所の判断は,被害者側に有利な判断がされているとは決していえない状況ですが,一部の裁判例では何らかの後遺障害の存在を認めていることが注目に値します。

さらに,今後,厚生労働省の研究班による研究が進めば,医学的研究の成果が交通事故賠償の分野で活用されることにより,今以上に被害者の救済を図れる可能性があります。

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交通事故に詳しいところに相談しましょう

脳脊髄液減少症の症状や後遺症は,交通事故の裁判においてもしばしば問題となります。

当ページでもご説明しておりますように,被害者側に有利な判断がされているとは決して言えない症状ですので,こういった症状を抱えている方はできるだけ交通事故に詳しい弁護士を探し,依頼をした方が良いかと思います。

当法人では交通事故に特に力を入れており,交通事故チームを結成して,これまでに数多くの交通事故のご依頼を受けております。

一つの分野を集中的に担当している弁護士が皆様のお話しをお聞きし,解決方法を検討いたしますので,安心してご相談いただければと思います。

交通事故によるケガで症状が出ている場合,事務所までの自動車を運転してこれないという方もおられるかと思います。

当法人の名古屋駅法律事務所や同じく名古屋にある本部は,どちらも名古屋駅から非常に近いところにありますので,ご来所いただく際にもご負担に感じにくいかと思います。

また,交通事故や後遺障害のご相談につきましては,遠方の方にもご利用いただけるよう,名古屋の事務所まで来ていただかずにお電話での対応もさせていただけるようにしております。

名古屋でのご相談をご希望の方もそうでない方も,まずは0120-41-2403にてご予約をお取りください。

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