専ら相続税の節税のために養子縁組をする場合における縁組意思

最高裁平成28年(受)第1255号 養子縁組無効確認請求事件です。

 

最高裁は,相続税の節税の動機と縁組をする意思とは,併存し得るものであることから,専ら相続税の節税のために養子縁組をする場合であっても,直ちに養子縁組意思がないときにあたるとすることはできないと判断しました。

 

疑問点。

養子縁組意思は,真に親子関係を創設しようとする意思と解されており,これがないとして養子縁組が無効とされた裁判例があります。

原審はまだ確認していないので詳細は不明ですが,少なくとも「専ら相続税の節税のためにされた」養子縁組という認定がされたということは,真に親子関係を創設する意思が原審では認められなかったとも読めます。

この点について,従前の考え方との整合性が気になるところです。

alphago再来

インターネット上の囲碁対局サイトで対局をしていた謎の棋士「Master」が,実は昨年トッププロを破ったalphagoの進化版だったようです。

さらに進化し,プロ棋士らを相手に60連勝のようです。

 

我々の業界にも,いずれ,オンライン相談のみに現れる謎の弁護士,実はグーグルが開発した人工知能,ということがありうるのでしょうか。

「弁護士」

最近,必要があって新明解国語辞典を購入したので,記念に弁護士を引いてみました。

「訴訟当事者の依頼(裁判所の命令)によって,当人を弁護することを仕事とする国家資格を有する人」

ちなみに,法律用語辞典では以下のとおりとなっていました(長いので第1文のみ)。

「当事者その他関係人の依頼又は官公署の委嘱によって,訴訟事件,非訟事件及び行政庁に対する不服申立事件に関する行為その他一般の法律事務を行うことを職務とする者」

法律用語辞典の記載をかみ砕いて説明すると,辞書の定義になりそうです。