監護補助者

離婚調停等において,子の親権の帰属を決めるに当たり考慮される監護補助者について検討してみました。

親権者を定めるなどの場合に,監護状況に関する調査の中で,監護補助者がいることが主張される場合があります。

通常,監護補助者は,監護に協力してくれるもの,典型的には親権を争う者の両親や親族が監護補助者として,調査官により聴き取り調査などが行われます。

監護補助者の要件はあるのでしょうか。協力してくれれば第三者でいいのか,家政婦さんがいれば,この方が監護補助者でもいいのか。

住みこみの家政婦ならよくて,通いの家政婦は駄目なのか,親切なご近所が,御迎えなどをしてくれる場合はどうか,等です。

個人的には,そのような方を監護補助者と言えないとして調査の対象から外すより,一律監護補助者としてとらえた上,調査(疎明等を含む)により,子の監護を行う意思,能力,将来の継続性,監護補助者としての適性,能力を判断する方が子の監護状況の実態をよりよく把握できると思います。

もちろん,監護補助者を親族に限る理由は全くありません。

筆跡鑑定

筆跡鑑定は,必ずしも科学的手法が確立されておらず,裁判所や弁護士の主観的判断と思われてしまう面もあり,信用性が激しく争われるところです。

ただし,筆跡鑑定が全く無意味だとすれば,署名の偽造をはっきりさせるのは容易でない(相続分野でいえば,遺言書の真正を確認する手段として使えない)こととなり,この結論が妥当であるとは思えません。

 

理論筆跡学を立ち上げて,有効な筆跡鑑定の手法を編み出すことができればいいと思っています。