AIと弁護士

昨今,人がこれまでやっていた仕事をAIが行う,さらに言えばAIが仕事を奪うという記事をよく見かけます。

弁護士業界は,比較的AIにより仕事を奪われない業界であるといわれています。

 

しかし,実際には,ニュースを見ると,そう安心していられないのかもしれません。

「残業代の相談に乗ってくれるチャットbot「AI弁護士 六法あいこの残業代相談」がLINE上で開始」

上記記事で紹介されているAIは,残業代についての相談を,LINEの自動回答で答えるもののようです。

 

また,

「AIを用いて法務の仕事をスマートに——弁護士起業家が立ち上げたLegalForceが8000万円を調達」

上記記事では,主に契約書のレビューを,AIが支援するようです。

 

いずれについても,私は使用してないのでどのようなものかはわかりませんが,もし非常に良い出来であれば,今後の弁護士業界の仕事の進め方は大きく変わり,コスト削減が進んでいくかもしれません。

 

弁護士業界は,民事訴訟法が,従前の紙ベース,郵送ベースでの手続きを前提としていることなどにより,IT化が非常に遅れている業界です。

 

今後,急速な速度でIT化やAI化が進んでいく可能性があり,弁護士もこれについていかなければ,IT,AIを駆使した業務効率化によるコスト削減によりあっという間に淘汰されてしまう恐れもあります。

 

常に新しい技術を導入し,効率化を高める方向で,業務を進めて行く必要がありそうです。

人工知能について

先日,人工知能による弁護士についての記事を書きました。

現在のブームは,ディープラーニングといい,単純に言うと,大量の情報を与えると,特徴を抽出した上で,これを区別できるようです。

例えば,画像を読み込ませたとき,これまでは,注目すべき部分を人間が入力していましたが,その部分についても,機械が学習していくこととなります。

その結果,人間と違う部分に着目するなど,思いもつかないことが生じる場合があります。

以前,機械学習をした囲碁のプログラムがトッププロを破りましたが,そのプログラムはディープラーニングを利用しています。

人工知能が弁護士を変える。

IBMの人工知能「ワトソン」を基にして,弁護士のアシスタントとして開発された「Ross」がアメリカの弁護士事務所であるBaker & Hostetlerと契約したようです。

記事によれば,自然言語(日常会話のような自然な語り口)で話しかけると,その事案に適切と思われる回答をもらえるとのことであり,弁護士の仕事の一つである判例,論文調査が,非常に効率的になりそうです。

今後の展開によっては,人間弁護士の仕事は大きく変わっていくかもしれません。