最近見たドラマ

私は普段ドラマはあまり見ないのですが(どうしても見れない回があったときに,話の内容が分からなくなってしまうから),たまたまやっていたドラマで司法修習生が主人公のドラマがやっていました。

弁護士や検事が主人公のドラマはよくありますが,司法修習生が主人公のドラマがあるとは!と思い,つい見てしまいました。

ちなみに,司法修習生とは,司法試験に合格した後,約1年間にわたって裁判所,弁護士事務所,検察庁を回り,実務に必要な経験を積むために学んでいる人をいいます。

その中でも懐かしさを感じたのが,検事正の決済です。割り振られた事件について起訴するのか不起訴とするのかの方針を決め,検事正の決済をもらわなければならないのですが,多くのダメ出しを受け,なかなかハンコを押してもらえない緊張感はドラマの中でも再現されていました。ただ,どのダメ出しも被疑者や被害者のことを真剣に考えた上でのもので,自分の考えの甘さを痛感した記憶があります。とても緊張しましたが,今思い出せば非常に良い経験だったと思います。

花火

日本の夏といえば花火,ということで先日花火大会に行ってきました。非常に多くの人でにぎわっており,会場は大盛り上がりでした。夜空を彩る色とりどりの花火に感動するとともに,音楽に合わせて花火が打ちあがったり,時代によって日本の伝統も進化しているんだな,と思いました。

また来年も見に行きたいと思います。

刑法改正「強制性交等罪」

7月13日,改正刑法が施行されます。

改正の内容としては,「強姦罪」が「強制性交等罪」に名前を変え,中身も,従来は女子のみが被害者とされていましたが,改正刑法では男性も被害者に含まれることになりました。改正刑法にいう「強制性交等」とは,暴行または脅迫を用いて,性交,肛門性交,口腔性交をすることをいい,従来は強制わいせつ罪でしか処罰できなかった行為に関しても,重い強制性交等罪の対象となりました。また,従来の強姦罪の法定刑は「3年以上の有期懲役」でしたが,強制性交等罪では「5年以上の有期懲役」とされ,法定刑も引き上げられました。

このように,改正によって悪質な性犯罪に対して厳しい処罰を科すことができるようになるため,性犯罪の抑止力になってくれればと思います。

また,改正によって強制性交罪を含む性犯罪(強制わいせつ罪など)について,従来は親告罪といって被害者の告訴がなければ加害者を起訴できませんでしたが,改正後は被害者の告訴がなくても加害者を起訴できるようになりました。

これは性犯罪の社会に与える影響の大きさを加味したものと思われますが,告訴なく起訴した場合に,被害者に対する証人尋問の運用はどのようになされるのか,(被害者の個人情報は当然非公開となると思いますが)公開の法廷で自分のされたことを明らかにされてしまうことになるため,より一層慎重な被害者保護を図る必要があるのではないでしょうか。

修習時代の同期との食事会

先日,修習時代の同期と食事会をしてきました。

私の同期で名古屋に就職した人は私以外にいないので,久しぶりの再会となりました。大手事務所でバリバリ仕事している人,地元で独立した人,刑事事件を中心に活躍している人など,様々でした。いろいろな仕事の話を聞いて,それぞれ依頼者さんのために何をしたら最善なのか試行錯誤しながら仕事をしていることを感じました。昔の同期と話すと初心に帰ることができ,また改めて頑張ろうという気持ちになりますね。